当センターには、腎臓リハビリテーション指導士の資格を持つ医師・作業療法士・看護師が在籍し、2019年2月から外来透析・入院透析患者様に対するリハビリ(運動療法)を行っています。透析中の運動療法ではベッド上でのリハビリが中心となり、有酸素運動(自転車こぎ)や重りを用いた筋力トレーニング、ストレッチを行っています。また非透析日にも、在宅で自主トレーニングを行えるよう配布資料を用いて指導を行っています。入院中の患者様には、在宅復帰や、機能改善を目標とした歩行練習やADL(日動活動作訓練)練習、入院中の廃用症候群の予防を行い、退院患者様に対しては、家屋評価などの退院指導も行います。
透析患者様は一般高齢者に比べても筋肉量が少なく、骨粗しょう症を合併する方も多いため、転倒骨折を起こしやすい状況にあります。普段から適切な指導のもとで安全に運動療法を行っていくとこが重要です。